top of page

国登録有形文化財 旧群南村役場庁舎~高崎市歴史民俗資料館のもう一つの顔~






 上滝町の高崎市歴史民俗資料館が、今年8月に国登録有形文化財に登録されました。それを記念して、企画展「国登録有形文化財 旧群南村役場庁舎~高崎市歴史民俗資料館のもう一つの顔~」が開催されています。

 

 当社も現在の住所は高崎市島野町ですが、高崎市になる前は群南村でした。

 昭和33年に旧群南村役場庁舎として建てられたこの建物は、昭和53年まで高崎市群南支所及び公民館として使われ、それ以後は高崎市歴史民俗資料館として使われてきました。

 建設当時は、庁舎や学校などの公共建築物が木造からコンクリートへと切り替わり始めた時期でした。ほぼ当時の仕様のまま現存し、60年以上経った今も使われ続けている大型木造建築物は非常に珍しく、価値の高い歴史的建造物として評価され、今年8月に国登録有形文化財(建造物)に登録されました。

 今回の企画展では、棟札や群南村全図、当時の木造ならではの骨組みや建築技法、内装仕上げなどを紹介する展示が並んでいます。


 この建物とほぼ同じ世代の私たちは、小学校に入学した時は木造校舎、在学中に校舎が建て替えられ、卒業する時はコンクリ-ト校舎でした。体育館はまだなくて、卒業式は木造の講堂で行われました。年季が入った飴色のブナの床板を見ると、古い校舎や講堂の記憶が蘇り、とても懐かしい気持ちになります。

 この企画展は11/1で終了してしまいますが、普段は歴史民俗資料館として、高崎市民から寄贈された様々な農具、民具、生活用品など、いつでも収蔵品を見学することができます。

 あまり知られてないかもしれませんが、建物も雰囲気が良く、何だかほっとする場所です。入場無料です。おもしろいので、ぜひ足を運んでみてください。


高崎市歴史民俗資料館(高崎市上滝町1058 高南中のそば)

開館時間:午前9時~午後4時

休館日:月曜日

入館料:無料

問合せ:高崎市歴史民俗資料館 TEL.027-352-1261







閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page