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ウッドショック

 うっとおしい日が続いています。明日からいよいよ7月ですね。

湿気が多く、寒暖差の激しい時期ですので、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしくださいませ。


 「ウッドショック」という言葉、ご存じでしょうか?最近新聞などで記事を目にする機会も多くなりましたので、知っている方もいらっしゃると思います。

 新型コロナウィルス禍からの経済回復が進む米中で木材需要が高まり、輸入木材の価格が高騰しています。その影響で国産材も値上がりし、住宅や家具に価格が転嫁される動きが出ています。

 アメリカでは金融緩和による超低金利で住宅ブ-ムが起き木材価格が急上昇、また海外からの木材輸送に使われるコンテナが世界的に不足していることも、輸入木材の価格を押し上げている要因となっています。


 住宅1軒で数十万円の値上げが必要となりますが、すでに契約している物件に関して、値上げに応じるお施主さんは少ないというアンケ-ト結果も出ています。

 価格の変動で正確な見積もりができない、品不足による工事の遅れ…など、様々な深刻な問題が起きています。コロナにより生じた予想外の事態は、建築業者にとってもお施主さんにとっても、厳しい対応を迫られる状況となっています。

 当社は今のところ大きな影響を受けてはおりませんが、先の見えない事態を憂慮しています。国交省や林野庁なども動いていますが、どうなりますことやら…

 とにかく早く落ち着くことを願っています。



2021年6月24日(木)上毛新聞の記事

 

 

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