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「自分の生活」と「自分の家」のマッチング


 9月に入り湿度の高い日が続いてます。今年の夏は本当に暑かったですね…夏の疲れも出てくる頃です。皆様、上手く体調を整えながらお過ごしください。

 新学期が始まる季節、これから家づくりをじっくり考えよう!という方もいらっしゃるかもしれませんね。自分らしい家ってどんな家でしょう?考えるヒントになると嬉しいです。



中島桂一著「家づくりの 本当はどうなの?」より

「「自分の生活」と「自分の家」のマッチング」 

 

 玄関や客間など、家の中にもよそ行きの顔の部分が必要な場合はあります。しかし、あまり家全体をよそ行きに作ってしまい、自分らしくないなと感じたら、あるいは(写真で見て)カッコイイからと無機質でシャ-プな洗練され過ぎたデザインになってしまい、自分や家族がそこにいることに違和感を覚えるようになってしまっては、やり過ぎです。これでは本末転倒です。

 借り家の場合は、もし違和感を感じるところや気に入らないところがあっても、「いずれ引っ越せばいいや」と思えることで気持ちの逃げ場があります。しかし、自身の持ち家の場合ははるかにシビアです。

 釘も打てない、何も貼れない、何も動かせない…。自分の家が自分の生活と合ってない違和感は、しっかり作ってあればあるほど「もう直せない」という窮屈感につながり、終いには「もはやここには住めない。でも出直せない。」という絶望感へとつながります。

 住まいは人が主と書きます。日常と非日常の利用頻度とバランスをよく考えて、「あるべき姿」や「ありたい姿」と「ありのままの姿」とのバランスをとることが重要です。冷静に、現実的に、しかし夢を持って計画しましょう。

  




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