「気候で読み解く日本の歴史 異常気象との攻防1400年」田家 康(たんげやすし)

 今年の冬は寒いですね…皆様、体調は大丈夫でしょうか。

早く暖かくなることを願っております。


 先日、トンガで大規模な海底火山の噴火がありました。影響は地球規模で広く長期に渡って続くことが懸念されています。1991年のフィリピン・ピナツボの大噴火では、噴火の影響で、地球全体の平均気温が0.5度程度下がったとされ、2年後には日本でも日照不足で米の生産量が減少してタイなどから輸入する事態となりました。

 今回の噴火による気候変動は限定的なものになるのでは、との予想もされていますが、農作物などに大きな被害が出ないよう願うばかりです…


 「気候で読み解く日本の歴史 異常気象との攻防1400年」というタイトルのおもしろい本をご紹介します。

 古来より、人類は太陽や火山の活動など自然的要因により起こる気候変動に翻弄されてきました。気候変動は天候不順や異常気象をもたらし、干ばつや飢饉、疫病の流行など、社会不安や戦乱の要因となりました。一方で、農業や土木技術の発展を促し、政治経済や文化など我が国の歴史に大きな影響を与えてきました。

 

 この本では、律令時代から近代まで、我々の祖先が気候変動に起因する災害にどう立ち向かってきたか、豊富なデータやエピソ-ドとともに描かれています。大変興味深く、おもしろい内容です。

 著者は「来るべき気候変動に対し、私たちは先人同様、科学や技術の発展をたゆまず続けねばならない。為政者に対しては実効性ある対策を期待していく。過去に歩んできた道は未来へとつながっている。」と結んでいます。


 もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみてください!!



「気候で読み解く日本の歴史 異常気象との攻防1400年」

田家 康(たんげやすし)

日本経済新聞出版社(1,800円+税)

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